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移民局では毎年、約700万件の申請書を受理します。職員の不足や審査の厳格化により審査に要する期間は長引く傾向にあります。このような状態の中で、移民局は申請書をオンラインで受理するという技術を開発したことを発表しました。オンラインファイリングが可能となる申請書はＩ-765（労働許可申請書）とＩ-90（グリ-ンカ-ド再発行申請書）です。これらの2つの申請書は、移民局に毎年提出される申請書の総数のおよそ30%に相当します。移民局は5/29/2003からe-ファイリングを受付する予定で、今後数年ですべての申請書をオンラインで受理できる、“e-ファイリング”を率先して拡張することを計画しています。国家安全保障省のトムリッジ秘書官は「e-ファイリングの導入は国家安全保障の目的を果たしながら、より効率的で申請者の利便性を備えた方法でサービスを提供できる重要な進歩である。」と語っています。e-ファイリングは移民局のサービス革新プログラムの主要な一つで、移民局は顧客サービス、職員開発、技術、作業過程、および組織構造の改良に取り組んでいます。 1. Ｅファイリングはインタ-ネットにアクセス出来るコンピューターから、いつでも申請書を提出し完了することができるため、申請者または申請者の代理者にとって迅速で、容易で、便利です。申請者はＥファイリングのプロセスが完了次第、申請書を受け取ったという即時の電子確認を受け取ることになります。申請する際には写真やサインは提出する必要はありません。そのかわり、デジタル写真、サインおよび指紋の収集のためにアプリケ-ションサポ-ト・センタ-を訪れる予約をすることができます。

2. Ｅファイリング利用者の身元確認は申請プロセスの初期の段階で行われます。さらに移民局はオンラインで写真、署名および指紋を収集します。これらのバイオメトリックス（本人が持つ身体的特徴を用いて本人を識別する方法）は保管され、その後、その人の身元確認のために使用されます。

3. 申請書が認可された申請者は、移民局のカード発行部門が開発した特別なセキュリティが施された高品質のカードを受け取ります。

4. 移民局は、2003年の秋に、Ｉ-765（労働許可証）とＩ-90（グリ-ンカ-ド発行申請）以外の申請もEファイリングに加える予定です。Ｉ-129（H-1bやL、O、Pビザ等）、Ｉ-131（再入国許可）、Ｉ-140（雇用ベ-スの永住権）、Ｉ-539（滞在延長、変更申請書）、Ｉ-821（保護資格申請）、そしてＩ-907（プレミアム審査）となります。

5. Ｅファイリング申請の適用条件など詳細な説明は移民局のウエッブサイトwww.bcis.govで発表される予定です。 1. 昨年、移民局は「ケ-ス・ステ-タス・オンライン」の導入し、そのオンラインサ-ビスを拡張しました。オンラインで提出された申請書、またはサ-ビスセンタ-に提出された申請書のレシ-トナンバ-を持っている申請者は、移民局のウェブサイトで自分の申請書のステ-タスを確認することができ、電話で問い合わせをする場合の長い待ち時間を回避することができます。

2. 一日あたり30,000人を越える申請者がこのサ-ビスを利用すると推測されています。Ｅファイリングが実施されればさらに利用者は増えるでしょう。