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人材紹介会社との賢いつきあい方


President
ウェンデル浜本 氏

求職者が人材紹介会社を利用する最大のメリットは、自分の大切な将来を決めるにあたって、多面から事前準備ができるという点です。特にエントリーレベルの方々は、海外で就職するにあたって、様々な悩みや不安を抱えていますよね。私たち人材紹介会社の専門家は、実際に採用企業を訪問しているケースが多く、担当者の人柄や、企業側の求める人材像など広範な情報を保持しています。よって、求職者は人材紹介会社とのコミュニケーションを通じて、就職に関する不安を解消したり、面接のノウハウなどの専門的アドバイスを受けたり、実際の企業での面接では聞きにくい問題点をクリアにするなど、数多くのアドバンテージを得ることができます。つまり、求職者にとって人材紹介会社は「キャリアの道をはぐくんでいくための力強いパートナー」とでも言えるでしょうか。



最初のアプローチ段階から始まる面接プロセス

人材紹介会社への登録方法は、電話、オンラインフォーム、ファックス、Eメイルなど多様ですが、各人材紹介会社の指示に沿って手段を選ぶのが最も賢明です。どのような手段にしても、登録時に念頭においてほしいことは「コンタクトを取る最初の一瞬から、面接が始まっている」という点です。ですから、プロフェッショナルな、そしてベストな印象を与えられるよう、万全の準備を整えてアプローチすることが重要です。例えば、オンラインフォーム登録の場合は、スペルミスがなく、必要事項が指示通り記入されているか、Eメイルの場合は、件名や内容に間違いがないかを確認する。電話の場合は、丁重で明確な受け応えをし、ファックスの場合は送信後、電話でフォローするなど、常に自分が評価されているという意識の下、細心の注意を払うことが大切です。

登録後のフォローアップ

登録後に連絡が来ない場合はどうすればいいか、という質問へのお答えですが、まずは、送付先のEメイルアドレスに間違いがなかったか、オンラインフォームを正確に記入したか、レジュメを添付したかなど、ご自身に手落ちがなかったかを再チェックしてください。控えとしてオンラインフォーム等をプリントアウトしておくのもいいでしょう。また、週末や祝日をはさんだり、何らかの事情で受信が遅れているケースもありますので、登録後約一週間は様子を見てください。それでも連絡が来ない場合には電話でフォローしましょう。この際も、「X月X日に登録させて頂きましたXXですが、XXの理由でお電話させていただきました」と、ご自身の状況を的確に伝えるよう心がけてください。また、登録後に、住所変更、就職活動上の変化など、状況やプロフィールに変更が生じた場合には、随時、人材登録会社の担当者にコンタクトをした方がいいでしょう。

人材紹介会社訪問にあたって

人材紹介会社との相互理解を深め、不安感を払拭するためにも、できれば実際に人材紹介会社を訪問し、担当者とフェイスツーフェイスでコミュニケーションすることをお薦めします。訪問に際しての心構えとしては、まずは事前にアポイントメントを取ること、時間を厳守すること。5~10分前が目安ですね。また、何らかの事情で遅れる場合には必ず事前に電話で連絡すること、人材紹介会社の面接担当者の名前をきちんと把握しておくこと、携帯電話の電源は切っておくこと、などが挙げられます。常識的なことですが、これら基本が実践できていない人は少なくありません。また訪問時には、担当者用と自分用に、レジュメのハードコピーを最低2部は持参しましょう。レジュメレビューの際に、自分の目前にレジュメがあった方がスムーズにコミュニケーションができますので。ドレスコードについては特に規定はありませんが、実際の企業への面接時と同様のスタイルが基本といえます。

プライオリティーを明確にする

人材紹介会社との面接には「本番の企業での面接のリハーサル」という気持ちでのぞむといいでしょう。ただし、就職に関する希望条件、悩み、質問などは率直にお話いただいて構いません。

一方で「就職に対する自分のプライオリティー(優先事項)は何なのか」「そのプライオリティーは現実的なものなのか」を事前にじっくり自己分析しておくことは極めて大切ですね。ロケーション、職種、給与、ビザなど、就職についてのプライオリティーは千差万別です。「自分にとって一番大切なものは何か」など、自己と向き合い、就職に対する自分の考えや信念をしっかり整理した上で面接に臨むことが、成功する就職への第一歩と言えるでしょう。また、常に学ぶ姿勢を持っている人、物事を前向きに捉えられる人、フットワークがよく柔軟性のある人は、好意的な印象を残すという点も強調したいですね。

密接なチームワークで成功をつかむ

企業、求職者、人材紹介会社の三者間の密接なチームワークによって就職が成立します。そしてチームメンバーにはそれぞれ役割があります。求職者の役割は、自己分析、レジュメなど必要書類の準備、そして人材紹介会社との的確なコミュニケーションと言えるでしょう。また、就職活動を親身に支援してくれるコンサルタントの出会いを大切にし、その場限りではなく長期的な信頼関係を築いていくことも大切ですね。


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