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CAD(キャド)利用技術者試験
CAD(キャド)利用技術者試験
CAD利用技術者試験概要
CADとは何か? CAD=Computer Aided Designの略で、要はつまり、コンピュータで図形を処理し、設計作業の効率化を量る方法。 手作業で行われていた版下作成や製版作業がいまやDTPに移行したように、製図・トレース作業をデジタル化したものである。 移行した理由は、編集加工が容易なこと、また他の図面との標準化をしやすいシステムが評価されている。建築、機械部品の 設計、おもちゃや装飾品などのデザインにもCADが使われ始め、公共事業でもCADデータでの納品が標準になっているという、 着実に重要度を高めている資格の一つと言える。女性に人気のある資格だったが、ここ数年で男性の受験者数が伸びている。
CADの代表的なソフトとしては
「Auto CAD」(有料:http://www.autodesk.co.jp)
「Jw_cad」(フリーソフトウェア: http://www.jwcad.net/)が主力。
試験概要とその手続き
検定には1級と2級がある。各受験資格は1級は2級保持者、2級には制限がない。
CAD利用技術者 1級
受験料は14.000円
個人受験者は自分でノート型パソコンとCADソフトを用意する必要あり。
CADのシステムを利用し、主に設計、製図業務および2級資格者などの指導に従事する。 CADシステムのハードウェア、ソフトウェアについての高度な知識を有し、1年以上の実務経験を 想定した実技試験(60分)。試験方法はFDの提出。
合格基準は各分野7割以上の正解、または総合8割以上の正解を合格ラインとしている。
試験内容は
- CADソフト(Auto CAD、Jw_cad)の基本操作方法
- オブジェクトの作図、編集設定、印刷
- 応用テクニック
- 平面図形の作図
- 文章による図形の理解
- 立体形状の把握
- 各種条件による作図
CAD利用技術者2級
受験料は5000円
CADシステムを利用し、主に製図業務などに従事する、CADシステムの基本的な知識を有し、半年以上の実務経験者を 想定した筆記試験(多肢選択方式、真偽方式60分)のみ。
合格基準は各分野7割以上の正解、または総合8割以上の正解を合格ラインとしている。
筆記試験内容は
- CADとは何か
- 製図の知識
- JISに基づく製図の基礎知識(用語、用法、規格図面の見方など)
- JIS Z8310~8318、B3401~3402
- 製図をもとにした、読図の基礎能力、図面による情報伝達能力
- 設計業務に必要とされる幾何学的な基礎知識(名称、定理、公式など)
- 図形の知識
- パソコンの知識
- CADシステムの知識
- 情報セキュリティ、知的財産保護にかかわる基礎知識
検定は年に2回(前期6月、後期11月)2003年前期の締め切りは4月30日に締め切ってしまったが、 後期の申し込みについては(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア(www.jpsa.or.jp)を参照のこと。
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