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「MBA」

「MBA」とは?

  MBA(Master of business Administration)は、日本企業の間でも知名度の高い欧米ビジネスエリートの代名詞だ。認定基準は取得する国によって異なるが、一般にビジネススクールと呼ばれる経営学の大学院修了者に授与される学位(経営学修士号)のことを指している。

  取得するためには36-60単位を修了することが必要(プログラムにより異なるが、およそ1,2年かかる)。カリキュラムは「Core」(ビジネスの基本となる分野)、「Concentration」(個人の興味を更に深く学ぶ分野)、「Elective」(選択分野)の3分野に分かれる。その中で、ビジネスの第1線で活躍できる実践能力と、仕事の折衝に使える高度な英語力を習得していく。

  グローバルスタンダードな経営知識とノウハウが証明されるハイレベルな学位なので、入学&卒業ともに超難関、取得には睡眠時間を削るほどのハードな勉強に打ち込む覚悟が必要だろう。

  日本企業では、社員を海外に留学させてMBAを取得させるケースもある。特に金融、マーケティングなどの分野ではニーズが高い。日本人取得者は年々増えている。また最近では欧米在住者だけではなく、通信教育や海外の大学の日本校、更には日本の大学でも続々と開講されるなど、日本国内で取得できるMBAプログラムにも注目が集まっている。

[受験資格]

大卒。ビジネススクール受験には一般に(1)G.P.A(2)TOEFL(3)GMATのスコア提出が必要。 この他に推薦状が必要な場合もある。

[学習方法]

ビジネススクールで規定の単位を修了する。最近は欧米以外の大学や通信講座等、また 海外の大学の日本校で取得できるケースもある。

[取得期間の目安]

1-2年。北米は2年制が一般的だが1年や1年半のプログラムもある。

[受験費用]

年間授業料は約1万ドル。

[試験時期]

ビジネススクールにより異なる。

[合格率]

大学院の修士号なので合格率の表記は出来ない。

[日本人取得者の傾向]

バブル崩壊後、企業派遣によるMBA留学者は減少する傾向にあったが、外資系企業の国内参入などに伴い、99年あたりから再び企業派遣の留学生が増えた。最近は個人取得者が増加中。

[想定できる収入]

MBA取得者の30代前半の年収は、約9万ドル-24万ドル。

学校選びの参考に、「US Business Week」誌(2003年)が発表するMBAランキング・ベスト15を以下に記しておきたい。
1 Northwestern (Kellogg)  2 Chicago  3 Harvard  4 Stanford  5 Pennsylavania(Wharton)  6 MIT(Sloan)  7 Columbia  8 Michigan  9 Duke(Fuqua)  10 Dartmouth(Tuck)   11 Cornell(Johnoson)  12 Virginia(Darden) 13 UC Berkeley(Haas) 14 Yale  15 NYU(Stern)

上記の通りではあるが、このランキングは実際にスクールに在学する生徒へのアンケートを元に集計されたもので公平さに欠けるという声も多い。 卒業後の就職に学校名がまったく関係ないとも言い切れないのも確かだ。ランクの高い有名校でMBAを取得していれば、採用面接への足がかりは作りやすいだろう。しかし言うまでもないことだが、実際の採用の成否に関しては、ランキングの高い学校でMBAを取得したことのみで採用が決まるということはあり得ない。 ランキングはあくまで参考に留め、より具体的な情報を収集してから学校選びを進めるべきだろう。経験者の言葉では「受講可能な科目、住環境、学校の持つ雰囲気」の3点が重要という意見が最も多い。 

提供:ProX J  文:杉浦大介