アメリカ求人サイト「プロックスJ」を活用して、アメリカ就職・転職の勝ち組になろう!

アメリカ求人アイコン プロックスJ インタビュー

優れたリーダーはコミュニケーション力に長けている

Chief Financial Officer
村上志郎氏

大学卒業後、給与面などの好条件から保険会社に就職。在職中に、 兼ねてから興味のあったファッション業界への転職を決断し、 90年11月『オンワード樫山』へ入社。自らの経験から 「仕事だけ ではなく、全ての人間関係において大切なのは、 人と人との コミュニケーション」、という村上氏は『ONWARD KASHIYAMA USA INC.』 の中枢となる、 チーフファイナルシャルオフィサーとして人事も担当する。


村上さんが描く良いリーダーの条件とは?

誰もがみな、学校や会社の“後輩や部下” だった頃があったのと同じように、大企業の社長や管理職 の立場にある人にも、そしてもちろん私にも、同じ経験が あるわけです。自分が後輩や部下だった時のことを思いおこし 「自分はどんなリーダーを求めていたんだろう」と問いかけること で、その像が浮き彫りにされてきました。

それはまず、上の人とも下の人とも、きちんとコミュニケーションをとる、 ということです。人の話しがきちんと聞けたなら、次は「この人は何を考え、 何を言わんとしているのか」を理解しようとする努力や能力が求められると 思います。簡単に言ってしまえば、「コミュニケーションが上手にとれる人」が 、リーダーに必要な資質のひとつである、と思います。家庭、学校、職場内、 取り引き先との関係、また友人関係……、どんなシーンにおいても、コミュニ ケーション上手な人というのは、リーダー的存在になっていると思います。

コミュニケーションをとるにあたっても、人と向き合う以上は“ネガティブな感情は最小限にとどめ、 ポジティブな事を前面に出して人とつき合う”ということが、重要だと思います。同じ内容の伝達事項でも、 同時にネガティブな様子が伝われば誤解を招いたりしますし、それが先輩や上司からの場合には、納得がいかなかったり、 カチンときたりもします。先輩や上司として「ああしろ、こうしろ」という指図をするのは、とても容易なこと。 命令ならば誰にでもできる、ということです。

では、そんな人に人はついて行くでしょうか…? 本当に人を動かせるリーダーには、コミュニケーションが しっかりとれ、またその努力を惜しまずに、周囲のバイブレーションを敏感に感じ取れる、そんな能力が必要だと 思います。野生の動物界のトップリーダーになるべく存在が、まさにそれだと言えるでしょう。

逆に、良き後輩または部下であるには、自分の仕事に“プロフェッショナルであることの自覚”を持っていること が、まずは大切な要素だと思います。アルバイト、派遣スタッフ、正社員、経理、総務、営業……、どんな雇用形態 でもどんな業種でも、皆、一定の時間働いて賃金を得ているわけです。その時間や仕事に対して「お金をもらってるん だ」というプロ意識を持って働いている人は、部下や後輩だけでなく、同僚や友人でも、一緒に働いていて気持ちがいいですね!

村上志郎氏 Profile

年齢/37歳
出身地/東京都
出身高校/東京都立戸山高校
出身大学/早稲田大学
座右の銘・信条/小さなことでも実行することに価値がある
NY在住歴/5年
提供:ProX J