アメリカ求人サイト「プロックスJ」を活用して、アメリカ就職・転職の勝ち組になろう!

アメリカ求人アイコン ビザアドバイス

2006/07/02
Vol.110  2007年度新規H-1B年間上限枠とビザスタンプ面接予約方法変更について

2007年度新規H-1B年間上限枠について
2007年度新規H-1B申請受付が2006年5月26日付けで締め切られたことは先日もお話しましたが、アメリカで修士号以上を取得した人に対する特別枠は現在でもまだ申請可能です。最新情報として2006年6月16日現在、年間特別枠20,000件(申請受付見込み総数:21,000件)に対して8,778件が移民局にて受け付けられております。まだ半分も至っていない状況ですが、通常枠が早々に締め切られましたのでこの特別枠も今後早い段階で上限に到達することが考えられます。この特別枠で申請をお考えの方は早めの対応をお勧めします。

また2006年5月26日に移民局が受け取った申請書については、申請は無作為に受け付けられます。この5月26日に移民局が受け取った書類のデーター入力は既に完了し、すべてのケースで正式な受領書を発行したということです。ただそれらすべてのケースを加えると、移民局の総受領数はH-1B年間上限枠より90-100件ほど超過するということです。従って今後5月26日受け取り分については無作為に審査対象者が選ばれるということです。このことはつまり仮に移民局より正式な受領書(受領日が5月26日になっているもの)が届いたとしても、今回のH-1B枠に間に合ったということを意味しないことになります。移民局は今後早い段階で、審査対象外となる人に改めて通知を送るとしています。
在日米国大使館・領事館でのビザスタンプ面接予約について
在日米国大使館・領事館でのビザスタンプ面接の予約方法および支払方法が変更となりました。これまでは面接予約を取る際は、パスポート番号など基本的な情報を入力するだけで大使館のオンライン予約システム上で予約を取ることが出来ました。しかし6月15日を境に変更となり、その日以降にオンライン予約をする際は申請に必要なDS156を予めオンライン上で作成し、プリントアウトする際に割り振られるバーコードの番号を入力する必要があります。従ってこれまでのように書類を作成する前にとりあえず面接日だけを抑えておくといったような手段が取れなくなりました。またこのオンライン予約システムを通して面接予約した後、インターネットバンキング又はPay-EasyマークのついたATMから48時間以内に支払いを行わなければなりません。面接予約が完了すると登録したEmailアドレスに面接予約通知など支払いに必要な情報が送られてきます。ただこれは6月
15日以降に予約をする際に適用されますのでそれ以前に既に予約をしている方は従来どおりの支払方法となります。ただし予約変更する場合は新しいシステムで再度予約を取り直し、それに応じて支払いも迅速に行わなければなりません。もし既に支払いを済ませた一方で、面接予約日を変更しなければならない場合は、直接大使館・領事館にその旨を連絡しなければなりません。

以上、日本に身寄りがない方など、不都合を生じる方もいるかもしれません。この件に関しては大使館のウェブサイトに詳しく情報が書かれてあります。今後日本での面接をお考えの方は注意して対応するよう心がけてください。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com/