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2003/03/03
vol.14  カナダでビザスタンプの発給が拒否された場合

カナダでビザスタンプの発給が拒否された場合、以前のビザで米国へ入国できなくなります

現在施行されている移民局の規則では、米国に隣接する国々(カナダ・メキシコ)もしくは近隣の島国へ出国した場合には、ビザの有効期限が切れている場合であっても、新たなビザスタンプを取得しなくとも、米国に戻ってくることができます。ただし、この規則の適用を受けられるのは、「米国に30日以内に再入国すること」「I-94出入国管理カードの滞在許可期限内であること」という条件を満たしていなくてはなりません。従来の規則では、国籍にかかわらず、また米国を離れている間に新たなビザを申請したか否かにかかわらず、上記の条件を満たしてさえいれば、米国への再入国が認められることになっていました。

ところが、近々、この規則に変更が加えられ、「米国を離れている間に新たなビザを申請した者は、自動的に更新された以前のビザを使用して米国に再入国できない」ことになります。つまり、カナダやメキシコに行って新たなビザスタンプを申請し、この申請が却下されると、いくらステータス変更や滞在期限の延長申請を通して入手した有効なI-94カードを保持していたとしても、古いビザスタンプで米国に再入国することはできないのです。さらに、テロ支援国に指定された国籍の外国人は、米国外で新たなビザ申請をしたか否かにかかわらず、以前のビザを使っての米国への再入国が出来ないことになります。
弁護士・デビッド・シンデル
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