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2007/07/30
Vol.137  永住権申請に関する最近の動向

皆さんの中にも雇用を基にした永住権の申請を既に開始したにもかかわらず、その年間発給数以上の申請が殺到していることで永住権取得のための最終段階に進むまで長年の順番待ちに陥っている方もいるかも知れません。つい数ヶ月前までは、永住権申請のEB3という申請カテゴリーにおいては2002年8月以前に永住権申請を開始している人でなければ、永住権申請の最終段階まで進めない状況でした。しかしここ最近、それが数年、数ヶ月単位で短縮され、6月半ばに発表されたVisa Bulletin(7月)では、一切の順番待ちがなくなりました。これは驚くべき進行でした。しかしながら2007年7月2日、移民局は雇用を基にしたAOS申請(アメリカ国内でのステータス変更申請)に関し、全ての申請カテゴリーにおいて2007年9月30日までは一切受け付けないと発表いたしました。つまり2007年10月1日の少なくとも新年度まではAOS申請はできないことを意味し、移民局へ申請する場合、自動的に申請費用が値上がりした後での申請と言うことになります。今後、いつどのような形で申請受付が開始されるか容易には予想できませんが、今後の動向には引き続き注意が必要です。仮に自分自身の申請が可能となった場合、AOS申請を行うか、それとも日本の米国大使館を通しての申請を行うか、それぞれのメリットを考慮に入れた上での判断が必要となるでしょう。
弁護士 デビッド・シンデル
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