アメリカ求人サイト「プロックスJ」を活用して、アメリカ就職・転職の勝ち組になろう!

アメリカ求人アイコン ビザアドバイス

2008/06/02
Vol.157  2009年度新規H-1Bが上限に到達する

2009年度新規H-1B申請は去る4月1日より申請受付が開始されました。今年は早々に申請がH-1B年間上限枠数に到達する場合においても4月1日から5営業日の4月7日までを正式な申請受付け期間としていました。その期間内に新規H-1B申請書が移民局へ届けば、ランダムセレクションの対象となるのですが、4月8日、移民局より発表があり、65,000件の通常枠、及び米国の教育機関で修士号以上を取得した人を対象とした20,000 件の H-1B 特別追加枠双方ともこの5営業日期間内に上限枠に到達したとの発表がありました。4月8日時点では、移民局は正式な申請の数は把握しておりませんでしたが、4月10日、改めて移民局より発表があり、まだ最終確定ではありませんがおおよその申請数が明らかとなりました。

その発表によると移民局は4月7日までの間に約163,000件の申請を受け付けたと言うことです。そのうち、31,200件以上の特別追加枠の申請を受け付けたと言うことです。今後、移民局は正式な受領書類を選ぶランダムセレクション(無作為の抽選)を実施することになりますが、先週の発表では今週中の実施を目標としております。

そこで今回、両枠が上限に到達したことを受け、移民局はまず20,000件の特別枠に対してランダムセレクションを行います。もしその抽選に漏れた場合、その申請は65,000件の抽選に回されることになります。つまり、特別枠の申請者には2回の抽選チャンスがあることになります。更に移民局は今回、一定の条件の下、同じ会社からの複数の新規H-1B申請を禁止しており、それに対しても移民局は対応することになります。なお今回ランダムセレクションに選ばれなかった申請者に対しては申請費用とともに申請書類は戻されることになります。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com/