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H-1Bビザは日本人を含め、大変需要の大きなビザの一つで、近年までは申請初日に年間発給数以上の申請を受付け、申請初日に申請書類を提出したにもかかわらず、抽選が実施され、移民局に受付さえもしてもらえないと言う申請者もいました。ピーク時には受け付け初日にH-1B年間発給数に対してその倍以上の申請が押し寄せた年もあったほどです。

今年4月1日に開始された2011年度H-1B申請受付状況については、皆さんの中にもご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで大変スローなペースで申請受付けが進んでいます。最近の移民局の発表では2010年10月29日現在、通常枠65,000件に対し45,600件が、修士号枠20,000件に対し16,700件が受け付けられております。今後どのようなペースで申請が進んでいくか正確には判断できませんが、単純に計算すれば2011年の第一四半期中頃には申請数が年間発給上限枠に到達するのではないかと予想します。現実通常枠でも現時点でまだ20,000件弱まだ枠数に余裕があります。ただ近年の経験から年間上限数に近づくにつれて、申請数の数が増えるペースが早くなる傾向にあります。そのことからも、現時点では数に余裕があるとは言え、実際に申請を考えらている個人の方やスポンサー会社の方は、できる限り早　い申請を行う方が良いでしょう。なお2011年度枠は2010年10月1日以降2011年9月30日までの就労開始の申請を対象としています。仮に2011年10月1日以降の就労開始は翌年4月1日以降に受付開始される2012年度枠での申請となります。