アメリカ求人サイト「プロックスJ」を活用して、アメリカ就職・転職の勝ち組になろう!

アメリカ求人アイコン ビザアドバイス

2011/12/20
Vol.236  2012年度の新規H-1B申請状況

H-1Bの2012年度の申請状況については前々回でもお伝えしましたが、改めまして最新の予測をお伝えします。移民局の発表によると、受付開始日から1週目の4月7日時点で、その総受付数が通常枠が年間上限枠65,000件に対して5,900件、修士号特別枠が年間上限枠20,000件に対して4,500件でした。一般的に1週目に多くの申請が寄せられるため、その数からその年の申請傾向がある程度予測できます。去年度の1週間目に受け付けた数が、それぞれ 13,500件、及び5,600件であることを考えると昨年度よりも更にペースが緩くなることが予想されます。更に、手元にある最新の情報によれば、2011年6月13日時点で通常枠が15,200件、修士号枠が10,200件を移民局は受け付けています。昨年度2010年6月11日時点ではその数が通常枠で22,000件、修士号枠で9,400件であったことを考慮すれば、修士号枠のペースが若干高まっている一方で、通常枠のペースが大分緩いことが伺えます。昨年度の例では年間上限に到達したのが2011年1月26日でしたので、今年度は、ほぼその時期かもしくはもう少し遅くまで申請が続くことが考えられます。特に現在OPTを持っている方で、将来H-1B申請を考えられている方などは、そのOPTの期限を基に、申請のタイミングをうまく考慮することで、より有効にOPTの期間を利用することができるでしょう。ただ繰り返しますが、これはあくまでも予測で、とりわけ上限に近くなるにつれて急に申請ペースが高まることも予測されます。申請を考えられている方はできる限り早めの行動をお勧めします。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com/