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2012/07/17
Vol.250  RFE (Request for Evidence: 追加情報や追加資料を要求する質問状) の返答期限の延長 (その1)

今年サンディエゴで開かれたAILA (米国移民法弁護士協会)の会議において、多くのAILA(米国移民法弁護士協会)メンバーの移民法弁護士からも苦情があがった件でもあるのですが、最近、移民局からの質問状に対する返答期限が非常に短い(約30日)という点が問題となっていました。一般的に、この30日という期限の開始日は、移民局が申請者に対して質問状を作成する時です。例えば、質問状の通知がカリフォルニア州からニューヨーク州に送られてくる場合、申請者や弁護士の手元に質問状が届くのに、一週間程度かかる場合があります。その頃までには、仮に5ページもある質問状を受け取ったとすれば、その返答を僅か3週間で準備しなければならないことになります。一般的に弊社では仮に5ページの質問状の場合、20~30ページの返答書作成に加え、それを補足する証拠書類は300ページ程にもなりますので、それ相応の作業時間を要します。質問状が届くようなケースが増加している中、質問内容も増え、さらに移民局のより厳しい審査基準は、質問状に対する返答の対応をより困難にしています。
弁護士 デビッド・シンデル
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