ビザアドバイス
2019/09/03
Vol.363 2019年9月のビザブルテンが発行され、EB-3 カテゴリーは最終申請ステップへ進めない状態となる
国務省(DOS)は、下記の通り、2019年9月のビザブルテンを発行しました。しかし、 2019年8月16日に実施された国務省連絡委員会による定例会で、米国国務省ビザ統制報告部部長であるチャーリーオッペンハイム氏によると、2019年度9月分のビザブルテンに含まれている情報があるにも関わらず、EB-3カテゴリー全体が2019年度の残りの期間、直ちに利用できなくなったということです。さらに、EB-1カテゴリーのインドも利用できず、EB-1カテゴリーの中国に対する大きな後退も続いているということです。
[ビザブルテン ]
雇用ベースの永住権申請者のカットオフデート
EB-3全国籍:
· 中国: プライオリティデートが2016年1月1日( 913日後退。)
· インド:プライオリティーデートが2005年7月1日( 185日前進。)
· エルサルバドール、グアタマラ、ホンデュラス、メキシコ、フィリピン、ベトナム、その他の地域: プライオリティデートが2016年7月1日( 変更無し。)
米国移民局によるステイタス変更のための日付:
米国移民局が、会計年度において把握しているよりも多くの移民ビザ発行数が可能と判断した場合、こちら www.uscis.gov/visabulletininfoのページ内にて、国務省の2019年9月のビザブルテンにあるDates for Filing Visa Applicationsの表を利用するよう発表される予定です。または、米国移民局ウェブサイトにて、アメリカ国内にてステイタス変更申請をする際には、Application Final Action Dates の表をもとに判断するよう指示が出るでしょう。現時点この発表の限りでは、2019年9月にどちらの表を使用すべきかの決定は下されていません。
チャーリーオッペンハイム氏の見解:
既に上記に述べたように、2019年8月16日に実施された国務省連絡委員会による定例会で公表された通り、EB-3カテゴリー全体が2019年度の残りの期間、直ちに利用できなくなったということです。つまり、このカテゴリーにおいては、年間限度発行数に達しているため、次の会計年度の初めまで使用不可になったということです。
ご質問がある場合は、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com
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